地質的に安定した地域で死者が確認された初の地震
1989年12月28日 豪ニューカッスル地震
オーストラリア南部ニューサウスウェールズ州ニューカッスル付近で、マグニチュード5.6の地震が発生し、死者13人、負傷者160人以上の被害を出しました。
オーストラリアで発生した地震としては観測史上最大で、死者が確認された地震も初でした。
地震発生の引き金
この地域はオーストラリアプレートに覆われていますが、プレートの境界からは遠く、地質的には比較的安定した地域でした。
「約200年間にわたってこの地域で行われていた、石炭の過剰な採掘が断層に刺激を与え、それが引き金となって地震が発生した可能性がある」という学説もあります。
ハザードマップ
ハザードマップでは、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化されています。
身の回りの災害危険性の確認
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まとめにかえて
それまでなかったことでも災害はやってくる場合があります。それは自分が経験しない過去に起こった為に知らなかった場合もあれば、その後の環境の変化で起こることもあります。
知っていれば被害に備えたり、防ぐことができることもあります。防災は先ず自分のいる場所の過去も現在も知っておくことが大事です。
知っておくことは大事なこと
阪神・淡路大震災(平成7年1月)
知っていれば良かった、地震のこと
(神戸市 20代 男性 学生)
うちは、大きな被害はなかったのですが、明るくなってからも、どきどきしていましたし、長田のほうから黒い煙が上がっているのを、私の家から見えたことが特に記憶に残っています。だから、今でも、ちょっとした地震に敏感に反応してしまうし、花火の音にもドキっとしたりもします。
当時は小学校1年生で、地震という言葉すらも聞いたことがなかったので、物理的に被害は受けていないけれど、やはり影響は大きかったなと思っています。
地震が起きると家が揺れたりするとかということぐらい、最低限知っていれば、「ああ、地震だ」と思えたら、もしかしたらあの時、そこまでびっくりすることもなかったかもしれない。僕自身が心のケアとかを勉強してきたからかもしれませんが、地震を知っていれば、もしかしたらその後の心理的な負担とかは軽減されたのではないかなと思ったりします。
出典 内閣府防災情報のページ|一日前プロジェクト