2017年8月にアメリカ・テキサス州を襲ったハリケーン「ハービー」は、豪雨による甚大な被害をもたらしました。広範囲で洪水が発生し、数万人が避難を余儀なくされたこの災害は、自然災害への適切な備えの重要性を再認識させるものです。大雨や洪水への対応策や心構えについて理解を深め、身の安全を守るための知識を身につけましょう。
広い範囲で洪水が発生
2017年8月25日(現地時間) ハリケーン「ハービー」米テキサス州上陸
大型のハリケーン「ハービー」がメキシコ湾に面したアメリカ南部のテキサス州に上陸し、豪雨による洪水などでテキサス州とルイジアナ州を中心に死者50人超、数万人が避難する大きな被害をもたらしました。特に経済的損失が大きく、アメリカの原油生産の拠点であるメキシコ湾岸の油田地帯では操業停止が相次ぐ事態となりました。
広い範囲で洪水が発生
ハリケーン「ハービー」が特徴的だったのは、上陸後に勢力を落として熱帯低気圧に変わってからも、高気圧に阻まれたことでテキサス州周辺に停滞したことであり、同じような地域で長時間にわたって大雨が降り続いたことによって、テキサス州の大都市ヒューストンを含め広い範囲で洪水が発生しました。
総雨量はテキサス州の一部で1,250mmに達し、熱帯低気圧による雨量としては観測史上最大と言われています。
豪雨への備え
長時間にわたって大雨が降り続いたことによって、洪水が発生することがあります。こうした大雨の対応や心構えを知っておくことは、身を守る行動をとる上で重要です。
記録的短時間大雨情報とは? どう身を守る?
「キロクアメ」とも呼ばれる「記録的短時間大雨情報」。長くて覚えにくい名前ですが、過去を振り返ると、災害につながることが多いとても怖い情報です。
出典 NHK|災害列島 命を守る情報サイト
気象庁から発表される情報
一口に、防災に関係の深い情報といっても、皆さんが良く聞く、大雨警報や注意報、台風情報などの他に、地震や、それに伴う津波、それに、火山活動に関するものなどがあります。
いざという時に慌てないためにも、こうした情報に関する知識を学び、そして、警報などが発表された時に、どのような点に留意するべきかを考えていきましょう。
出典 総務省消防庁ホーム|防災・危機管理eカレッジ|気象庁から発表される情報
まとめにかえて
線状降水帯による大雨で洪水等の災害が発生します。災害への備えには事前の準備が大事ですが、そのためには早目に情報を収集し対応を考えておく必要が’あります。
大雨の対応や心構えを前もって知っておくことは、身を守る行動をとる上で重要です。
こう水がおきたらどうしよう?
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出典 NHK for School|こう水がおきたらどうしよう?
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