古い断層帯の地震
2008年5月12日(現地時間) 中国・四川大地震
中国中西部にある四川省のブン川県付近を震源とするマグニチュード8.0の大地震が発生しました。
死者・行方不明者90,000人以上、負傷者370,000人以上、家屋損壊4,000,000棟以上の被害を出し、地すべりなどの土砂災害も広い範囲で発生、被災地域は日本の国土面積の4分の1に当たる約100,000平米に及びました。
活動を停止した「古い断層帯」での地震
四川盆地の北西部を走る龍山(ロンシャン)断層帯は活動が見られず、従来は活動を停止した「古い断層帯」だと見られていました。
そのため病院や学校の多くが地震に弱い構造であったことや、避難訓練などが行われていなかったことが死傷者拡大の原因となったといわれています。
忘れた頃にやって来る天災に備える
防災を学ぶ必要性を考える
”天災は忘れた頃にやってくると言われています”
地震の前の自分に声をかけるなら・・・・・
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ
忘れられた災害の記憶
“天災は忘れた頃にやってくる”誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?長い年月がたち、災害直後の緊張感や心構えを忘れてしまうことを戒めることばです。一方で、このことばも災害がある度に耳にします。“こんな災害は初めてだ”本当にそうなのでしょうか。忘れた頃にやってきているだけなのでは?こうした2つのことばで代表される課題を克服するための新たな「地図記号」が誕生しました。
出典 NHK|忘れられた災害の記憶 先人の無念を地図記号に
まとめにかえて
いざという時でも冷静に対処できるように、災害に備える心構えを常に持っておくこと大切です。これまで一度も被災した経験がなくても、いざという時はいつあるかは分かりません。
大地震の後には津波や土砂災害、火山の噴火などの付随する災害が起こる可能性があることも心得ておく必要があります。
また国や自治体の防災対策だけでなく、自分自身や家族の安全を確保するために、日頃から防災グッズや非常食などを準備したり、避難経路や連絡方法などを確認しておくことも大事です。
参照 気象庁ホームページ、首相官邸ホームページ