1995年阪神・淡路大震災と2013年淡路島付近の地震
2013年(平成25年)4月13日 淡路島付近の地震
淡路島付近を震源とするマグニチュード6.3の地震が発生し、兵庫県淡路市で震度6弱が観測されました。近畿地方では、1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)以来の強い地震でした。
1995年の阪神・淡路大震災と2013年の地震
1995年の阪神・淡路大震災は、震度7を記録し、多数の死傷者を出しました。
一方、2013年の淡路島付近の地震は、震度6弱でしたが、被害は比較的少なかったようです。
震度とマグニチュード
震度の差
震度の差は、地震の規模や震源地の位置、深さ、地盤の状態などによって異なります。
阪神・淡路大震災は、都市部での被害が大きかったため、被害が拡大しやすかったとも言われています。一方、2013年の淡路島付近の地震は、震源地が海に近く、深さが浅かったため、被害が比較的少なかったと考えられます。
震度と被害の程度
震度は、地震の揺れの強さを表す指標であり、被害の程度とは必ずしも比例しません。地震の規模や震源地の位置、深さ、地盤の状態などによって被害が異なります。
阪神・淡路大震災は、都市部での被害が大きかったため、被害が拡大しやすかったとも言われています。
一方、2013年の淡路島付近の地震は、震源地が海に近く深さが浅かったため、被害が比較的少なかったと考えられます。
震度とマグニチュード
震度とマグニチュードの違い
「マグニチュード」は、地震そのものの大きさ(規模)を表すものさしです。一方「震度」は、ある大きさの地震が起きた時のわたしたちが生活している場所での揺れの強さのことを表します。
マグニチュードと震度の関係は、例えば、マグニチュードの小さい地震でも震源からの距離が近いと地面は大きく揺れ、「震度」は大きくなります。また、マグニチュードの大きい地震でも震源からの距離が遠いと地面はあまり揺れなく、「震度」は小さくなります。
出典 国土交通省|マグニチュードと震度の違いは?
マグニチュードは1増えると地震のエネルギーが32倍になります。
「震度」とは、地震が起きたときのわたしたちが生活している場所での揺れの大きさを表し、日本では気象庁が10階級(0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7)に分けたものが使われています。地震による揺れが強くなると、震度は大きくなります。
震度は観測地点によって違う値、 マグニチュードは1つの地震に1つの値
震度は,1つの地震でも観測地点によって違う値になります。 マグニチュードは,1つの地震に1つの値が決まります。
地震情報で発表された震度は、体で感じた揺れより弱い(強い)と思いますがどうなっていますか?(気象庁 よくある質問集)
気象庁が情報として発表している震度は、全国の約4,400地点に設置されている震度計による観測値です。
一般的に、地震動は地盤や地形に大きく影響されるため、同じ市町村や地域・集落であっても場所によって震度が異なる場合があります。基本的な地盤の状態が異なる場合(例えば固い岩盤とやわらかい沖積地)などは、地震が起きたところからの距離がほぼ同じで隣り合う市町村であっても、観測される震度に差が生じることがあります。
また、震度計は原則として地表や低層建物の1階に設置されており、中高層建物の上層階では一般に地表の観測値よりも揺れが強くなります。
出典 気象庁|よくある質問集
まとめにかえて
震度は同じ市町村であっても地盤や地形、中高層建物の上層階にいる場合等の状況により変わります。同じマグニチュードの地震でも、感じる揺れの大きさは異なります。淡路島付近の地震では1995年と2013年では被害や影響は異なっています。
気象庁が情報として発表している震度は全国の震度計による観測値です。情報を安心材料とするだけではなく、いざという時の被害想定をするための情報として活用できるように心得ておくことも防災に取り組む上で有益です。