私たちが生活する中で、防災は重要なテーマです。土石流が発生する可能性のある地域では、適切な避難計画を持つことが生命を守るうえで欠かせません。
土石流が起こる原因や特徴、避難のポイントなどについて知っておくことは有益です。地域ごとのリスクや避難経路を把握し、家族や地域社会と協力して備えることが、安全な生活を送るための第一歩と言えるでしょう。
局地的な大雨により、土石流が発生
2014年(平成26年)7月9日 長野県南木曽町土石流災害
台風8号と梅雨前線に伴う局地的な大雨により、町の中心部では土石流が発生しました。
これは、台風8号と梅雨前線に伴う局地的な大雨によるもので、南木曽町では1時間雨量70mmを観測し、町の中心部では土石流が発生しました。
土石流とは
土石流とは
山腹、川底の石や土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流されるものをいいます。 その流れの速さは規模によって異なりますが、時速20~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまいます。
出典 国土交通省|砂防:土石流とその対策 – 国土交通省
早めの避難で土砂災害から身を守る
雨に注意しましょう
土砂災害の多くは雨が原因で起こります。長雨や大雨で危険だと思ったら、早めに避難しましょう。1時間に20ミリ以上、または降り始めてから100ミリ以上の降雨量になったら十分な注意が必要です。
出典 国土交通省関東地方整備局
逃げ方を覚えましょう
土石流は速度が速いため、流れを背にして逃げたのでは追いつかれてしまいます。土砂の流れる方向に対して直角に逃げるようにしましょう。
出典 国土交通省関東地方整備局
避難の心得
避難のタイミング
各自治体から発令される避難情報には、危険度の低い順から、「高齢者等避難」、「避難指示」、「緊急安全確保」があります。
出典 YAHOO!天気・災害|避難のタイミング
避難の注意点と避難所に行けない時
水害が起きた時、どのように避難すればいいのか。浸水が起きている際に避難を試みると、命の危険を招く可能性もあります。どうすれば良いか確認しましょう。
出典 YAHOO!JAPAN天気・災害|避難の注意点と避難所に行けない時
まとめにかえて
避難は周囲の状況を確認してから、避難場所へ向かいます。
安全ではないと感じたら、無理に避難しないという判断も必要です。まさかの事態に対する心構えが、いざという時に役立つ備えとなります。
土砂災害から身を守るには
土砂災害から身を守るために、私たちはどうすればいいのでしょうか?ハザードマップを見るときの注意点、そして避難のポイントについて解説します。
出典 NHK防災|土砂災害から身を守るには? ハザードマップ 避難の3つのポイント