2017年9月19日メキシコでM7.1の地震が発生しました。メキシコでは1985年9月19日にも地震があり、甚大な被害をもたらしています。
メキシコ内陸でM7.1の地震、9月の7日にもマグニチュード8.2の地震
現地時間2017年9月19日(日本時間9月20日) メキシコ内陸でM7.1の地震
メキシコ内陸を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。
首都メキシコシティや近隣のモレロス州、プエブラ州、メヒコ州などを中心に、アパートや学校、工場、スーパーマーケットなど多数の建物が倒壊する被害が出ました。なお、メキシコでは同じ9月の7日にも同国南部沖を震源とするマグニチュード8.2の地震が発生しており、その際にも98人が死亡しています。
メキシコでは1985年9月19日にも地震があり、甚大な被害をもたらしています。
生きている間はもう来ないと思った
平成19年新潟県中越沖地震(平成19年7月)
生きている間はもう来ないと思った
~前回の経験、生かせず~(柏崎市 50代 男性)
私個人としては、数年前の新潟県中越地震の経験はほとんど生きなかったということですね。あのときは、他の人は結構被害があったと言うんですが、うちの場合はちょっと不安定に棚の上に置いていた荷物が1個落ちたぐらいだったものですから。
うちのおやじなんかも、「この辺は地盤がいいから」と言うので、私も安心していたんです。それに、中越地震のような大きな地震は、もう自分が生きている間は来ないだろうなんて、変な自信がありましたね。
それが何年もしないうちにこんな大きな地震が来るなんて夢にも思いませんでした。
まとめにかえて
”災害は忘れたころにやって来る”と言われますが、覚えていても備えをしていないと大きな被害が起きる場合があります。次に起きる災害を自分事としてとらえるのは、難しいのかもしれません。
防災の取り組みは100点満点でなくても、自分が先ず何か行動を起こすこと覚悟を決めることから始めなければいけないのかもしれません。
教訓を未来に伝える災害遺構
災害遺構とは、過去に災害で被害にあった人達が、その災害からの教訓を将来に残したいと意図して残された(保存活動が行われてきた)構築物、自然物、記録、活動、情報等です。例えば、岩手県宮古市では、昭和三陸地震の津波被害の教訓を刻んだ石碑が建てられていますが、この石碑より高い場所に住んでいた人は、東日本大震災の津波による建物被害を受けませんでした。
このように、過去の災害時に残された「災害遺構等」を通じて得られる教訓を次世代に受け継いでいくことは、災害被害を軽減する上で極めて重要です。
出典 TEAM防災ジャパン