淡路島北部、深さ16kmを震源とする地震が発生
1995年(平成7年)1月17日 阪神・淡路大震災
気象庁は、この地震を「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」と命名しました。また、政府は、被害規模の大きさに鑑みて、この地震によって生じた災害を「阪神・淡路大震災」と呼称することを閣議了解しました。
出典 気象庁|「阪神・淡路大震災から20年」特設サイト
事前に発災時を想像する
災害は、生まれて初めて体験する場合が多いです。繰り返し起こる災害も、発災した時に、その場にいないと体験することができません。前回、その地域で起こったのが数十年前だとすると、体験者が居なくなっている事もあります。
知っていれば良かった、地震のこと
阪神・淡路大震災(平成7年1月)
知っていれば良かった、地震のこと
(神戸市 20代 男性 学生)
うちは、大きな被害はなかったのですが、明るくなってからも、どきどきしていましたし、長田のほうから黒い煙が上がっているのを、私の家から見えたことが特に記憶に残っています。だから、今でも、ちょっとした地震に敏感に反応してしまうし、花火の音にもドキっとしたりもします。
当時は小学校1年生で、地震という言葉すらも聞いたことがなかったので、物理的に被害は受けていないけれど、やはり影響は大きかったなと思っています。
地震が起きると家が揺れたりするとかということぐらい、最低限知っていれば、「ああ、地震だ」と思えたら、もしかしたらあの時、そこまでびっくりすることもなかったかもしれない。僕自身が心のケアとかを勉強してきたからかもしれませんが、地震を知っていれば、もしかしたらその後の心理的な負担とかは軽減されたのでないかなと思ったりします。
出典 内閣府 防災情報のページ(1日前プロジェクト)より 「知っていれば良かった、地震のこと」
一日前プロジェクト
「災害の一日前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか」と、地震や水害などの被害に遭われた方々に問いかけました。 「タンスがあんなに簡単に倒れてくるなんて思わなかった。」というお話や、「家族と連絡が取れずとても不安だった。」というような体験談から、私たちは何かを学びとることができるでしょう。
出典 内閣府防災情報のページ|一日前プロジェクト
事前に発災時を想像しておく
生まれて初めてのことに備えるのは難しいことかもしれませんが、事前に発災時を想像しておくことは防災に取り組む上で有益です。
その時、いのちを守るために
あなたならどうする?
360度VR映像で疑似体験して地震に備えよう!
リアルにシミュレーションされた首都直下地震を体験できます。
出典 東京消防庁|おうちで防災を学ぼう!リモート防災学習|防災教育VR「B-VR(ビーバー)」
自宅編
揺れ方シミュレーション 家具の転倒防止を考えよう
地震の防災対策では、家具の転倒防止が大事だといわれています。地震により家具がどのように揺れるかを見ると、その理由が分かります。建物の耐震性とともに、家具の転倒防止や家具や室内の物からどうように身を守るかを考えることは、事前の「備え」の一つです。
揺れ方シミュレーション
「揺れ方シミュレーション」では、縮尺模型を地震代で揺らすことで、地震の揺れ方と家具の揺れ方を体験できます。動画をダウンロードの上、ご覧ください。
出典 TEAM防災ジャパン
家庭内の安全性チェック
室内チェック
大地震が起きた場合は、立つことも出来ないほど激しく揺れます。また、阪神・淡路大震災では、まだ多くの人が眠っていた早朝に発生しています。倒れてくる家具から身を守ろうとしても、一瞬のことで動けず、下敷きになってしまうことも十分あります。家の中には、至る所に危険が潜んでいるのです。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ|家庭内の安全性チェック
まとめにかえて
災害は自分事と思うことが難しい場合があります。被災の経験を聞いたり、災害が起きた時の状況を想定しておくことは防災に取り組む上で有益です。被災する前であれば、様々な準備や備えをすることが余裕を持って出来ます。