2020年12月14日から21日にかけて、冬型の気圧配置による大雪が発生し、北日本から西日本の日本海側で記録的な積雪が観測されました。この影響で新潟県や群馬県の高速道路で車の立ち往生が相次ぎ、除雪作業中の事故や交通障害が発生しました。特に群馬県藤原では、48時間と72時間の降雪量で全国記録を更新する大雪となり、全国で死傷者も多数出るなど厳しい状況が続きました。本記事では、大雪による立ち往生や屋根雪事故を防ぐための対策や注意点について解説します。
車の立ち往生や除雪作業中の事故が発生
2020年（令和2年）12月14日から21日にかけて 冬型の気圧配置による大雪
強い冬型の気圧配置が続き、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となりました。
期間中の降雪量は群馬県みなかみ町藤原で291cmとなり、藤原では48時間と72時間の降雪量が歴代全国1位を更新する記録的な値となりました。大雪の影響で、新潟や群馬の関越自動車道で多数の車の立ち往生が発生したほか、鉄道の運休などの交通障害、除雪作業中の事故が発生しました。
21日までに、除雪作業中の事故などによる死者は全国で6人、重軽傷者は59人に上りました。
大雪で起こること
大雪による車の立ち往生
他人事ではなくなってきている大雪による車の立ち往生。万が一の時のために、対策を知り準備しておきましょう。電気自動車で立ち往生した際の車内の過ごし方について検証したテストを紹介します。
※2021年12月21日に公開した「大雪による車の立ち往生～危険性と防寒対策を検証～【JAFユーザーテスト】」動画について、一部表記に誤りがございましたため、訂正版として本動画を公開いたしました。
出典 大雪による車の立ち往生～危険性と防寒対策を検証～【JAFユーザーテスト】
屋根雪事故を防ぐための注意点
大雪時には、雪おろしや家の周囲の除雪に伴う事故が増える傾向にあります。事故を未然に防ぐために以下の注意点があげられます。
- 屋根から落ちないように注意
- 落雪にぶつかったり埋まったりしないように注意
出典 防災科研ホームページ
車の立往生、雪おろしの注意点
雪で立往生 命の危険を防ぐには？
思いもよらない大雪、そんな時に起きるのが、車の立ち往生。
この命に関わる事態、私たちはどうすればいいのか。いざという時のための対処の方法です。
出典 NHK防災
雪おろし中の事故を防ぐには？
冬になると警戒が必要な大雪による災害。
特に多いのが除雪の際、屋根から転落し命を落とす事故です。
転落事故を防ぐための４つのポイントをご紹介します。
出典 NHK防災
まとめにかえて
大雪時には、車の立ち往生や除雪作業中の事故などを未然に防ぐための注意が必要になります。雪の状況を確認しておくことも大事です。
冬のお出かけ前に要チェック！「今後の雪」（降雪短時間予報）提供開始
大雪は、公共交通機関や車での移動をはじめ私たちの生活に様々な形で影響を及ぼします。気象庁のホームページでは、現在の雪の状況と6時間先までの予報を地図上で確認できるコンテンツ「今後の雪」を提供しています。冬のお出かけ前に「今後の雪」をチェックし、ルートや活動予定の変更などにお役立てください。
出典 政府広報オンライン
