「防災用品点検の日」として年に4回設けられている3月1日、6月1日、9月1日、12月1日は、防災用品の準備と点検を促す大切な機会です。関東大震災を教訓に、防災・危機管理アドバイザーの山村武彦氏がこの日を制定し、定期的な防災用品の見直しを呼びかけています。賞味期限のある非常食やバッテリーの充電状態など、災害時に必要な物資がいつでも使えるよう、点検と備蓄の意識を高めていきましょう。
3月1日・6月1日・9月1日・12月1日は、「防災用品点検の日」
防災用品点検の日
3月1日・6月1日・9月1日・12月1日は、「防災用品点検の日」です。これは、防災システム研究所の防災・危機管理アドバイザーである山村武彦氏が定めた記念日です。
これは、1923年(大正12年)9月1日に起こった関東大震災が由来しているのだそう。この関東大震災が発生した9月1日を起点に、季節の変わり目となる年4回が防災用品点検の日と制定されました。
非常食など賞味期限がある防災用品などもあるので、定期的にチェックしておきましょうという喚起の意味が込められています。
防災グッズの紹介
非常持ち出し袋には、最低これだけは必要です。
印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、ほ乳びん、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水
出典 総務省消防庁|刊行物データベース|地震などの災害に備えて – 防災グッズの紹介
備蓄や避難のための備え
ライフラインの停止や避難への備えは?
大災害が発生したときには、電気やガス、水道、通信などのライフラインが止まってしまう可能性があります。ライフラインが止まっても自力で生活できるよう、普段から飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大事です。
また、災害発生時は、危険な場所にいる人は避難することが原則です。自宅が危険な場合は、避難場所だけでなく、安全な親戚や知人宅などに避難することも考えてみましょう。場合によっては、そこで避難生活を送ることになります。避難所生活に必要なもの(非常用持ち出し品)をリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるように備えておきましょう。
出典 政府広報オンライン
非常用持ち出しバッグの準備、できていますか?
自宅が被災したときは、安全な場所に避難し避難生活を送ることになります。
非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。
出典 首相官邸ホームページ
防災用品で食品は消費期限の確認や補充が必要な場合があります。また季節ごとに必要となる物も変わることがあります。定期的な点検やチェックが必要となります。
防災用品の点検
ローリングストックとは
「ローリングストック」とは、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、 賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、 常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。
出典 農林水産省
電気の備蓄
水や食品等の備蓄と同様にスマートホンや懐中電灯等の電気についても備えることを考えておく必要があります。バッテリーを使ったら、充電しておくことも大事です。
バッテリーも長期間使わないと、いざという時に使えなくなっている場合があります。バッテリーを防災用品として定期的に点検しておくことは災害への備えとして有益です。
電気が途絶えた際に考えておきたい機器・設備
災害時に使える電源はどのようなもので、どのような形で備えておけばよいのでしょうか。
電源として使える機器・設備には、以下のようなものがあります。
- 電池式の照明器具
- モバイルバッテリー
- 発電機
- ポータブル電源
- 蓄電池
- 太陽光発電システム+蓄電池
出典 みらいほぷらっと
まとめにかえて
防災用品は災害時に使えないと困ります。食品等は賞味期限があるので点検しやすいかもしれませんが、懐中電灯や消火器等普段使わないものもいざという時に使えるようになっていることが大事です。
年に4回、季節毎に補充やその季節に適当かを確認し、いざという時に活用できるようにしておくことが大事です。防災用品は購入して備えておくと同時に、使えるように点検することも必要です。
災害に備えて必要な備蓄品、防災グッズは?リストで紹介
災害に備えて『備蓄』が必要。知っていても、何を、どれくらい備蓄すればいいかわからない人も多いと思います。そんな人のために、これだけは備えてほしいもの、そして、無理なく備蓄するためのコツをまとめました。
出典 NHK|災害列島 命を守る情報サイト