淀川右岸一帯が浸水
1868年7月2日(明治元年5月13日) 明治元年の洪水
近畿地方は大雨に見舞われ、「明治元年の洪水」と呼ばれる洪水が発生しました。(「慶応4年の洪水」とも言われる)
大阪府内を流れる淀川は、現在の摂津市付近で長さ450m以上にわたって決壊、その後も支流の複数箇所で決壊し、淀川右岸一帯が広く浸水しました。浸水の深さは最も深いところで3m以上あったとの記録が残っています。
早い避難が大事
川の氾濫や土砂災害などの災害は一気に起こるため、避難が遅れると命にかかわります。天候が荒れてからでは移動も大変になりますので、特に⾼齢者や幼い⼦どものいる家庭などは、警戒レベル3高齢者等避難が出たタイミング等、早い段階から避難しましょう。
出典 首相官邸ホームページ
川の氾濫は一気に起こる
川の氾濫は一気に起こるため、避難は早くすることが必要です。
状況を確認するために河川に近づくのは危険な場合があります。
川には近寄るべからず
福岡水害(平成15年7月)
流れの速い川には近寄るべからず
~消防団員の経験から言っておきたいこと~
(福岡市 70代 男性 消防団員)
消防団に入ってもう55年になりますが、最近の雨の降り方の異常さは感じています。台風に付随した豪雨は過去にもたくさんあったけれど、近ごろは完全に雨だけやもんね。
雨粒の大きさが違うような気がするし、トタン屋根とかじゃない家の中にいても雨音で恐怖を感じることもあります。そんなことって、今まではそうそうなかった。
それから、長年の経験から言えることは、「流れの速い川のそばには、絶対に近寄っちゃいかん」ということですね。よく老人が田んぼや畑を見回りに行って、小さな水路に落ちて流されたって話を聞きますが、普通は「なんで、そんなところで」って思いますよね。
でも、それはちっとも不思議なことではなくて、水の流れを見ているうちにめまいを起こすんじゃないかと思うんです。自分たちでさえ、増水した川をじっと見ていると、思わず体が引きずり込まれるみたいになりますからね。
出典 内閣府防災情報のページ
ライブカメラ
国土交通省淀川河川事務所のホームページは、地域の河川の状況をライブカメラで見ることができます。
淀川河川事務所防災情報のページのライブカメラのタブを選んで、地点をクリックするとその地点のライブカメラ映像を見ることができます。
川の防災情報
国土交通省 川の防災情報のページでは全国の洪水の危険度(洪水予報等)を見ることができます。
市町村から探すを選択して、都道府県、市町村を選んで、表示を押して、観測所情報タブを選びます。カメラタブで見たい画像やLIVE配信を選びます。
まとめにかえて
川の氾濫は一気に起こるため、避難は早くすることが必要です。また流れの速い川には近寄るのは危険な場合があります。
川の防災情報のページでは洪水の危険度や河川のライブ映像が見ることができます。安全に情報の収集ができる手立てを心得ておくことは、防災に取り組む上で有益です。