大雨

警戒レベルを知っておくことは、素早い避難に大事なこと・7月25日 諫早豪雨

1957年7月25日、長崎県諫早市を襲った記録的な豪雨は、地域に甚大な被害をもたらしました。諫早市では本明川が氾濫し、土石流と共に大量の土砂と流木が市街地を襲いました。災害が夕方から夜遅くにかけて急速に進行したため、多くの住民が避難する余裕もなく、結果として死者は500人を超える大惨事となりました。素早い避難に必要なこととして、警戒レベルを知っておくことは大事です。
地震

地震の後の地震に注意・3月12日 長野県北部の地震

2011年3月12日、東日本大震災の翌日に長野県北部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生しました。長野県栄村では震度6強を観測し、多くの家屋が被災するなど、大きな被害が出ました。この地震は東日本大震災による地殻変動が影響して発生したと考えられており、発生後も震度6弱の余震が観測されるなど、地震活動が続いていました。大きな地震の後には余震が発生する可能性があるため、被災地では引き続き注意が必要です。本記事では、余震への備えや適切な行動について解説します。
地震

稲むらの火と津波対策、津波が起きたらてんでんに避難する・12月24日(安政元年11月5日) 安政南海地震

1854年12月24日に発生した安政南海地震では、巨大津波が和歌山県広村(現:広川町)を襲い、多くの命が危険にさらされました。このとき、村の郷士・浜口梧陵は収穫した稲を燃やして村人を高台に誘導し、多くの命を救いました。この「稲むらの火」の逸話は、津波対策や災害時の迅速な判断の重要性を伝える象徴的なエピソードとして知られています。現代でも、津波防災や復興への意識を高める取り組みが行われており、未来を担う世代にその教訓が受け継がれています。
火災

強風による飛び火で火災、延焼対策について考えてみる・10月29日 山形 酒田大火

1976年山形県酒田市で発生した酒田大火は、強風による飛び火が原因で大規模な延焼を引き起こしました。この火災では、1,774棟の建物が焼失し、多くの人が被害を受けました。火災の広がりには、風速12メートルを超える強風や、木造家屋が密集した市街地の条件が影響しましたが、一部の建物は防火対策により延焼を免れました。この記事では、酒田大火の教訓から、強風時の火災対策について考察します。
地震

地域を知って災害に備える・5月27日(正応6年4月12日) 永仁鎌倉地震

1293年、鎌倉を襲った「永仁鎌倉地震」は、相模湾を震源とするマグニチュード7程度の大地震でした。建長寺をはじめとする寺院や多くの建物が倒壊・炎上し、大きな被害が出たと記録されています。この地震は、プレート境界で発生したとされており、現在の私たちが住む地域にも似たリスクが潜んでいます。地域の歴史を知ることは、防災への第一歩です。この記事では、永仁鎌倉地震を通じて、地域と災害の関係について考えます。
事前

「遊水地」、地域と自分の水害への備えを考えてみる・9月16日~17日 アイオン台風

1948年9月16日から17日にかけて、アイオン台風が東日本・北日本を襲い、甚大な被害をもたらしました。この台風をきっかけに、岩手県の北上川沿いには一関遊水地が整備され、洪水対策が強化されました。アイオン台風による被害を契機としてできた遊水地の役割について知るとともに、流域全体で水害を防ぐ「流域治水」の取り組みや、防災気象情報を活用した早期の避難行動の重要性について知っておくことは災害から身を守る備えとして大事です。
ハザードマップ

ハザードマップの活用を考えてみる・11月13日 南米コロンビア・ネバドデルルイス火山泥流災害

1985年、南米コロンビアでネバドデルルイス火山が噴火し、火山の熱で山頂の雪氷が溶け泥流となり、山麓のアルメロ市街地を襲いました。この災害により、23,000人が死亡・行方不明となる大惨事が発生しました。この災害が示すのは、ハザードマップを活用した避難計画の重要性が教訓として挙げられます。本記事では、ハザードマップの概要や活用法、必要性について解説し、防災に向けた準備を促します。
地震

地震による倒壊、安全で安心な家を考えてみる・4月25日 ネパール地震

2015年4月25日に発生したネパール地震は、歴史的建造物の倒壊や甚大な人的被害をもたらしました。日本と同じく地震の多い国に暮らす私たちにとって、この災害は「家の安全性」について改めて考えるきっかけとなります。この記事では、ネパールの被害状況を振り返りながら、日本の耐震基準や、わが家の耐震性をチェックする方法について紹介します。
台風

台風で起きる暴風から自分の命を守るための行動を考える・9月22日~25日 第3宮古島台風

猛烈な風で甚大な被害を残す 1968年(昭和43年)9月22日から25日にかけて 第3宮古島台風 後に「第3宮古島台風」と命名された台風16号が南西諸島から九州地方に接近。9月18日に沖ノ鳥島の南南東の海上で発生した台風は発達しながら北上し、22日夜半頃宮古島付近を通過、その後は南西諸島沿いを北上して24日23時過ぎに鹿児島県串木野市(現在のいちき串木野市)付近に上陸しました。
互助

スムーズな災害対応、「自助」「共助」「公助」について考えてみる・11月22日 長野県神城断層地震

2014年に発生した長野県神城断層地震では、迅速な救助活動が行われ、負傷者は出たものの死者はありませんでした。この地震で注目されたのが、住民同士の「共助」によるスムーズな災害対応です。山間部の集落でも孤立することなく、早期の安否確認が可能だったことで、行政や公的機関は「公助」に集中でき、全体的な対応が円滑に進みました。この記事では、「自助」「共助」「公助」という災害時の重要な3つの支えについて、その役割と重要性を考えます。
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