事前

ブロック塀倒壊による被害が多発、耐震基準変更の契機・6月12日 宮城県沖地震

1978年6月12日に発生した宮城県沖地震では、多くの命が倒壊したブロック塀の下敷きになるなど、都市部の脆弱な構造物が深刻な被害をもたらしました。この悲劇を契機に、建物の耐震性が強く見直され、1981年には建築基準法の大きな改正が行われました。この記事では、ブロック塀倒壊の教訓と、現在に続く耐震基準の重要性について考えます。
事故

防災と景観について考えてみる・5月11日 紫雲丸事故

1955年5月11日、濃霧の瀬戸内海で起きた紫雲丸事故は、多くの修学旅行生が犠牲となった痛ましい海難事故でした。この悲劇はやがて瀬戸大橋建設へとつながり、地域の防災と交通インフラの在り方に大きな影響を与えました。本記事では、紫雲丸事故をきっかけに整備された防災インフラや、観光地と防災がどう共存しているのかについて考えます。
台風

高潮から身を守ることを考えてみる・8月21日 昭和45年台風10号

1970年に発生した昭和45年台風10号(通称「土佐湾台風」)では、台風と満潮が重なり高知市で大規模な浸水が発生しました。高潮から身を守るには日頃からの備えとともに、早めの避難が必要です。そのためには自ら判断できるよう心構えを持つことと、地域での助け合いも大事です。地域防災の重要性を認識し、災害時には隣近所との連携できるよう日頃からの取り組みが欠かせないといえます。
台風

マイ・タイムライン、洪水が来る前に安全に逃げることを考えてみる・8月5日~6日 昭和61年台風10号

1986年(昭和61年)8月に日本を襲った昭和61年台風10号により各地で河川が氾濫し、茨城県の小貝川や栃木県の逆川などで大規模な被害が発生しました。洪水が発生する前に安全に避難するために台風や大雨時の避難行動計画「マイ・タイムライン」の重要性や、河川情報の入手方法、ハザードマップの活用方法を心得ておくことで、災害時に命を守るための具体的な行動計画を立て、迅速な対応ができるようになります。
地震

地震火災への備えについて考えてみる・10月22日 庄内地震

1894年10月22日に発生した庄内地震は、山形県の庄内平野を震源とするマグニチュード7.0の地震で、死者726人、家屋全壊3,858棟の甚大な被害をもたらしました。特に、地震に伴う火災によって2,000棟以上の家屋が焼失したことが特徴です。この記事では、地震火災の危険性とその対策について詳しく解説し、感震ブレーカーの設置や家具の転倒防止、日頃からの防災訓練の重要性を考察しています。
地震

地球の裏側からの津波・5月24日 チリ地震津波

1960年5月24日、南米チリで発生したマグニチュード9.5の超巨大地震。この地震により発生した津波は、地球の裏側から太平洋を渡って約22時間後、日本列島に到達しました。強い揺れを伴わない「遠地津波」は、油断を招きやすく、被害を拡大させるおそれがあります。過去の教訓を踏まえ、津波警報が出たら迷わず避難する姿勢が、命を守る鍵となります。
地震

震度と揺れ・5月1日 男鹿地震

1939年5月1日、秋田県男鹿半島を震源とする「男鹿地震」が発生しました。震源の浅さによって強い揺れが広範囲に影響を与え、多くの被害が出ました。本記事では、男鹿地震の特徴や震度と揺れの関係、そして地震時に命を守るためにできる備えについて紹介します。
台風

高潮対策の取り組みを知っておく・9月21日 室戸台風

1934年9月21日に高知県室戸岬に上陸した「室戸台風」は、観測史上最低の気圧を記録し、四国から北陸地方にかけて甚大な被害をもたらしました。特に大阪では、大雨と高潮による浸水被害が発生し、多くの人命が奪われました。この災害を契機に気象注意報の発表が開始され、防災対策の強化が進められました。室戸台風をはじめとする高潮被害と、それに対する大阪の防災対策について解説します。
地震

地震をいち早く知らせる緊急地震速報を知っておく・7月28日 明治熊本地震

地震が頻繁に発生する日本において、「防災 緊急地震速報」が重要な役割を果たしています。緊急地震速報は、地震が発生する前に地震波を観測し、速やかに情報を伝達します。1889年7月28日の「明治熊本地震」のような遠い地震の観測からも、我々は地震の脅威に対する警戒と対策の必要性を再認識することができます。緊急地震速報の特性と限界を知り、受け取った際の行動を予め理解して、災害に備えることが大切です。
事前

あした関東大震災があると想像してみる・9月1日 関東大震災

9月1日は、防災の日として日本中で防災意識を高める日です。1923年に発生した関東大震災から100年が経過し、私たちは自然災害に対する備えについて多くの知識と経験を積み重ねてきました。しかし、100年分の備えがあるからといって安心できるわけではありません。この記事では、100年前の関東大震災を振り返り、現代に生きる私たちがどのように防災意識を高め、未来の災害に備えていくべきかを考察します。
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