地震が発生し命を守る行動をした後、どのように行動すればよいでしょうか。被災した場合、避難することが必要になります。どこにどのように避難するを考察してみます。
避難場所と避難所
地震や津波、大雨などで自分たちの身に危険が迫った時、どこに逃げればいいかすぐに分かりますか?
出典 NHK防災|似ているようで違う!「避難場所」と「避難所」の違いとは?
▽自宅の近くにある避難場所はどこ?ハザードマップで調べてみよう
避難場所
・津波、火災、洪水などのリスクから命を守るために緊急避難する場所
・高台にある広場、大きな公園など基本的には屋外が多い
避難所
・災害によって自宅に住めなくなった人が一時的に共同生活を送る場所
・学校や公民館などが多い
在宅避難
在宅避難とは、大きな地震が発生したとき、自宅に倒壊や焼損の危険性がない場合に、地域防災拠点(避難所)へ避難するのではなく、自宅で避難生活を送る方法です。
出典 横浜市 広報よこはま
非常持ち出し袋と備蓄品
大災害が発生したときには、電気やガス、水道、通信などのライフラインが止まってしまう可能性があります。ライフラインが止まっても自力で生活できるよう、普段から飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大事です。
出典 政府広報オンライン|ライフラインの停止や避難への備えは?
防災マスタどーもくん「非常用持ち出し袋」チェックリスト
災害がおきて、避難しなければならなくなったとき、あわてないように、「非常用持ち出し袋」を準備しておこう。
家族みんなの分だよ。ひとりひとり、ないと困る特別なものがないかも確認しようね。
水
500 mg のペットホトルで、ひとり 2 本以上だと安心。
食べ物
避難所では、おにきりやパンなど炭水化物が多くなりがち。
レトルト食品や缶詰めなど
タンパク質やビタミンがとれるものがあるといいよ。
携帯トイレ
かならず用意! 3 日分は持っておこう。ふだん 1 日に何回トイレに行く?
衛生用品・救急用品
災害のときは、水道がとまるかも。清潔にするために、アルコール消毒液、ウェットティッシュ、マスクは大事。ばんそうこうや包帯もあると安心。
はみがきセット
忘れがちなアイテム。きちんと歯がみがけないと、虫歯になったり、病気になることも。水が使えないときに備えて「はみがきシート」も便利。
ランタンまたはーヘッドライト
懐中電灯では片方の手がふさがって、こはんを食べるときや夜トイレに行くときに不便。両手が使えるように、床に置けるランタンやヘッドライトを入れておこう。
携帯ラジオ
電気がとまって、テレビやインターネットが見られなくなるかも。手回し充電式や、ソーラー充電式もあるよ。
レインコート
雨のときには体がぬれないように。寒いときには体を温めるためにも使えるよ。
スリッパ
床の冷えや、汚れから足をまもるよ。
トランプ
避難所では音の出ないおもちゃがおすすめ。
おやつ
避難先でもできるだけリラックスできるように、いつも食べているおやつを入れておこう。
(自分のアイテム)
ほかに自分に必要なものはないか、考えてみよう。
出典 NHK防災|防災マスターどーもくん「非常用持ち出し袋」チェックリスト
防災用品
防災用品とは、災害が発生した際にライフラインが途絶えたり、食料品や日用品などの供給が絶たれたりしたときに使用するための備品です。災害を防ぐための備品と、被災後の生活を安全に過ごすための備品があります。
備蓄品
備蓄品とは、災害時に自宅で避難生活を送るために用意しておく生活必需品を指します。大規模な災害が発生すると、電気やガス、水道などのライフラインが止まる可能性があるため、備蓄品は災害時に生活していくために大切です。
罹災証明
災害で自宅が被災 支援金を受けるには…生活再建のポイント
地震や水害など災害で自宅が被害を受けたら…。住まいの確保は大きな課題です。住宅ローンを組んでいた人はさらなる出費が必要になり、重い負担となってのしかかります。大切なのが「り災証明」。被災者を支援するために現在はさまざまな制度が用意されています。制度を知らなかったために支援を受けられず、よけいな負担がかからないよう、ぜひ、知っておきたいポイントです。
出典 NHK|災害列島 命を守る情報サイト
- 片づける時は… 安全に注意
- まずやることは… 記録に残す
- 必須の「り災証明書」
- 被災者生活再建支援金(基礎支援金)
- 被災ローン減免制度
- 修理・再建したい時は… 応急修理制度
- 被災者生活再建支援金(加算支援金)
- 災害援護資金
- 情報収集と相談を
- 印刷可能「避難生活&住宅再建ガイドブック」
復旧と復興
被災したときの生計の維持
被災しても生活は続きます。災害から立ち直るためには生計を維持していかなければなりません。そんなときのために、生活費の貸付制度があります。また、見舞金・弔慰金も、今後の暮らしの礎になることでしょう。税と社会保険料にも被災者への特別措置が用意されており、子供に必要になるお金にも支援の措置があります。
出典 政府広報オンライン
まとめにかえて
地震があり被災した場合、避難し避難生活を送りながら生活の再建に取り組むことにないります。
防災は災害があり被災したとしても、生活再建をする上でその効果を発揮します。地震が起きても命が守れてケガもしないで、家が倒壊することもなく家具も転倒せず、ガラスも飛散しないで、当面の生活は備蓄で賄うことができれば、生活の再建に集中しやすくなります。
防災は復興な始まりと言えます。
そして災害前の生活を取り戻せたら、次の災害のための防災が始まります。
いざその時、その前は?
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