土砂災害

ハザードマップで災害リスクを知っておく・8月8日 稗田山崩れ

災害リスクの理解と備えは、予期しない事態から身を守るために欠かせません。歴史的な災害事例として、1911年の稗田山崩れがあります。この自然災害では、長野県小谷村の稗田山が崩壊し、土砂が大規模な被害をもたらしました。このような過去の教訓を踏まえ、ハザードマップを活用して自分の地域のリスクを事前に把握することが重要です。
台風

災害を知り備えを事前に学習する・8月7日 2017年台風5号

2017年8月7日、台風5号が和歌山県北部に上陸し、東日本では局地的に猛烈な雨が降りました。この台風は発生から上陸まで17日間に及び、記録的な長寿台風となりました。去の災害を知り、その備えを事前に学習することは、将来の災害に対する重要な対策です。総務省の「防災・危機管理e-カレッジ」や気象庁のeラーニング等を活用し、命を守るための知識と行動を学ぶことは防災に取り組む上で有益です。
大雨

水害から身を守るための気象情報を考えてみる・8月6日 平成5年8月豪雨・鹿児島8.6水害

平成5年8月6日、九州南部を中心に前線の活動が活発となり、鹿児島県では記録的な大雨が降りました。鹿児島市内では歴史的な石橋が流失し、多くの住民やJRの乗客が孤立する事態となりました。 近年、都市化の進行や異常気象の増加に伴い、局地的大雨や都市型水害が頻発しています。特に、短時間に狭い範囲で集中して降る「ゲリラ豪雨」や「集中豪雨」による被害が顕著です。これに対応するためには、事前の情報収集と早期の対応が重要です。気象庁が提供する防災情報を活用し、自分の地域の状況を常に把握しておくことが求められます。
台風

マイ・タイムラインで洪水が来る前に安全に逃げる・8月5日~6日 昭和61年台風10号

1986年(昭和61年)8月に日本を襲った昭和61年台風10号により各地で河川が氾濫し、茨城県の小貝川や栃木県の逆川などで大規模な被害が発生しました。 洪水が発生する前に安全に避難するために台風や大雨時の避難行動計画「マイ・タイムライン」の重要性や、河川情報の入手方法、ハザードマップの活用方法を心得ておくことで、災害時に命を守るための具体的な行動計画を立て、迅速な対応ができるようになります。
火山

復興は防災と命を守る行動から・8月4日(天明3年7月7日)浅間山・天明大噴火

噴火、溶岩流、洪水による甚大な被害 1783年8月4日(天明3年7月7日)浅間山・天明大噴火 浅間山で天明の大噴火が発生し、この日の夜から噴火が激しくなり、噴煙は成層圏にも達するほどまで上昇し、江戸でも降灰がみられました。
地震

余震について考えてみる・8月3日 松代群発地震

1965年8月3日に始まった松代群発地震は、翌年の1966年4月5日に最大震度を記録し、現在もなお余震が続いています。地震活動は依然として活発であり、1日1回程度の地震が観測されています。このように長期間にわたる地震活動に対する心構えや備えについて考えることが重要です。
大雨

自分がとる防災行動をマイ・タイムラインで想定してみる・7月30日~8月26日 平成26年8月豪雨

2014年7月30日から8月26日にかけて発生した「平成26年8月豪雨」により土砂災害が発生し甚大な被害をもたらしました。このような大雨災害に備えるためには、自分自身がとる防災行動を事前に想定し、準備をしておくことが重要です。台風の接近により河川の水位が上昇した際の避難行動計画をマイ・タイムラインを活用して作成しておくことで、安全に避難するための一助となります。平成26年8月豪雨の被害を振り返るとともに、自分自身がとるべき防災行動について考えてみましょう。
土砂災害

二次災害について考えてみる・8月1日 川崎市高津区で土砂災害

1989年8月1日、川崎市高津区で土砂災害が発生し、川崎市消防局のレスキュー隊が救助活動にあたっていたところ、再度土砂崩れが発生し、消防士3人が犠牲となりました。土砂災害の後、さらなる被害が発生することがあります。これを二次災害と呼びます。例えば、豪雨による土砂崩れや地震後に発生する火災などが挙げられます。救援隊の被災も二次被害となります。土砂災害特別警戒区域は、宅地化が進んだ地域で急傾斜地と住宅地が近くにある場所があります。二次災害を防止するためには、災害発生後も気象情報に留意し、警戒監視を行う必要があります。土砂災害が連鎖的に発生する場合があり、避難が難しい状況になることがあります。大雨や地震の際はがけに近づかないようにし、前兆を見逃さず避難することが必要です。災害時には普段では経験しない状況が発生するため、慎重な対応が求められます。
火山

災害の歴史から防災を考えてみる・7月31日(天応元年7月6日)富士山で最古の噴火記録

富士山の最古の噴火記録は、781年7月31日(天応元年7月6日)に『続日本紀』に記録されています。この噴火に伴う降灰の詳細は不明ですが、富士山における最古の噴火とされています。幕府は1707年の宝永噴火に対して迅速な初動対応を行い、知識人の協力を得て適切な情報と対応を提供しました。現代の災害対応や防災にも学ぶべき点があります。
火山

過去の災害から学ぶ、先人の教えを考えてみる・7月29日(承和5年7月5日) 伊豆諸島・神津島大噴火

838年に伊豆諸島の神津島で大規模な噴火が発生しました。この噴火では、海に達する大規模な火砕流と天上山溶岩ドームが生成されました。降灰は、9月にかけて関東・中部・近畿地方で広範囲に観測され、平安京でも降灰や爆発音の記録が残っています。 過去の災害を振り返り、その教訓を活かすことは、現代社会においても重要です。 また、先人たちは自然災害伝承碑でその知恵や経験を後世に伝えようとしています。国土地理院が公開している949基の自然災害伝承碑には、その由来や建立の背景が記されており、防災意識を高める手助けとなっています。 日本は災害の多い国とされていますが、過去の災害を学び、心構えを持つことで、未来に向けてより安全な社会を築ることができるでしょう。